思春期

 

ブスッとした表情で教室に入ってきた高一女子。

どうも親と喧嘩したらしい。原因は成績のこと。

そこから始まり、最後はバカはもうダメだねと落ちるところまで落ちて行った。

 

でも、日が変わればものすごい勢いで突進して来て、

楽しそうにまくし立てる場面もある。

 

感情の波が天から地に地から天に変化するのが若さの心なんだろう。

激しく動く心。

 

 

Lady Bird

 

サクラメントに住むアメリカの女子高生が大学生になるまでの話だが、

母との確執に格闘し、家族、友達、ボーイフレンドとの関係に悩み、

道を外れては大切だと思うところに戻ってくる。

 

都会と田舎、アル中、鬱、失業、ゲイ、高校生の性、敬虔なカトリック教徒、

中絶など、どこにでも転がる話題を次々持ち出してきている。

 

主人公がいつも本音で開けっ広げ。

アメリカ人らしく誰にでも言葉で、理論でぶつかって行く。

 

そして最後は、母への想いが溢れていた。成長とはこうゆうことだろう。

 

海水浴

 

帰路で気づいたが、海の日に海水浴に行っていた。

 

犬を遊ばせるのが目的なんだが、12歳の老犬には泳ぎは

辛いのかもしれない。海に流木を投げても取りに行こうとしない。

仕切りに海岸をウロウロして食べられるものを探すばかり。

 

人間はピカッと晴れた青空を見れば、歳をとろうが海水浴がしたい。

生ぬるい水の中、刺さないと夫は言うがクラゲが浮遊する中で数回平泳ぎをした。

 

これで満足。海水浴。

 

 

 

 

草刈り

 

数日前から、今日の朝は庭の草刈りをすると決めていた。

曇りの日を選びたいのだが、天気予報は一週間晴れマークが続く。

 

色々と段取らないとこの猛暑の中で倒れては困る。

我が家の平日の朝は早いので、一体何時から芝刈り機をかけても

迷惑ではないかと思案したり(なるべく早くスタートしたい)、

 

どの服や帽子、靴を着けようか、タオルをどう体や頭に仕込むとか

今までの経験から試行錯誤をする。

 

虫にアレルギーのある私は夕方は庭に出たくないし、

朝でも服の上から全身に虫除けをふりかけるのを忘れずに。

 

それほどまで、真夏の草刈りは過酷な作業だ。

 

しかし、今日はスムーズに1時間強で終えられた。

やはり回を重ねるごとに上手くなる。

 

作業後は全身汗でずぶ濡れなので、お風呂に直行。

 

その後の達成感は半端ない。

 

 

 

 

 

おかしなこと

 

英語講師の採用テストを受けに行ったら、

数学のテストもさせられた。

 

数学のテストもしないといけないのかと質問すると、

皆さんにやってもらっていますからと。

 

おかしい、その答え。全体主義だ。

 

教室の壁にはお決まりだが、禁止事項が列記されていた。

やるべきことを書いた方がポジティブだと思うんだがなー。

 

戯事を呟くのは簡単だが、おかしいと思ったのであった。

 

正常化バイアス

 

BBCラジオでも、日本の西日本大雨被害のニュースを放送していた。

 

その中でなぜ自然災害が多い日本で、用意周到に準備がされているはずの日本で

これほどまで甚大な被害が出てしまったのだろうかというような話があった。

 

私も不思議でたまらない。

 

そこで正常化バイアスのことを第一に考えた。

災害被害者の皆さんにどれだけ作用したかどこかで知りたい。

 

私は大きいような気がする。

聞いてもらうこと

 

とにかく自分の考えていることを正直に伝えたい人に話すこと。

そして、それを評価することなく、ただ聞いてもらうこと。

 

この行為が何より心がスッキリするということを思い切り感じた。

 

そういえば、このようなカウンセリング方法があったことも思い出した。

 

毎日、心に留めておきたい。

 

城の前でヨガをする

 

私のヨガの先生の家は城の目前にある。

立派な城壁が残った上には城家が復元されている。

 

家は自然な材木だけの構造で、床、柱、天井と全て自然木だ。

その2階の練習場の窓からは城が手に届きそうにそびえ立っている。

 

その自然の家屋で、体のゆったり入るほどのマットの上で心を鎮め、

自分の体、心に耳を傾ける。

 

見上げれば城。

 

健康であり平和であり、幸せであると思える瞬間だ。

 

 

 

羊と鋼の森

 

宮下奈都さん著の「羊と鋼の森」の映画化。

本屋大賞を受賞したということでよく覚えていた。

 

小説の一字一句がゆっくりと物語を語っていただろうところが、

とても映画では早足で、どこかすっぽりと抜けているんではと

思ってしまうところもあった。

 

しかし、とても上品な映画だった。

 

繊細な青年が苦しみながら成長していく姿はとても爽やかであった。

主人公が田舎から世界を目指す過程、兄弟間の微妙な関係性、

上司たちの本来の姿などの背景も素敵に仕上がっていた。

 

 

忘れたくない言葉たち

 

アメリカに住んでいる頃に聞いた言葉で忘れたくない発言をふと思い出した。

 

韓国人のおばちゃんが「寿司は韓国が発祥なんだ」と断言していたこと。

 

コロンビア人の女性が「私の旦那は車で人をひいて殺してしまったんだ。

でも、その人は麻薬常習犯だったから」と大勢のクラスメイトの前で発表したこと。

 

イスラエル人の女性が「マリア様が処女でキリストを産んだって信じられる」と

クリスチャンがいるだろうと思われるクラスでぶちまけていたこと。

 

「なんで家計簿なんでつけるの?全く理解出来ない」とどこかの国の女性。

 

確か南米の男性が「日本は窮屈だから、住みたいとは思わないよ」と

日本人に向かって。

 

アメリカ人男性が「あなたは何でも出来るんだよ。ここでは」と

尻込みする私に向かって。