沖仁
フラメンコギターで一躍メジャーに躍り出た沖仁さんのライブに出かけた。
もともとクラシックギターの音色が私の心の琴線に触れると気づいていたが、
早弾きのテクニックと相まって取り憑かれてしまった。
でも、フラメンコはスペインアンダルシア地方のジプシーの歌。
奴隷のような苦しい生活から生まれる魂の雄叫びとして生まれた歌。
沖さんも一生かかっても思い描けない、弾けない世界かもと何かに書いていた。
ライブのMCでも、フラメンコギターの神様パコ・デ・ルシアが
凄過ぎて嫌いだったと言っていた。彼が逝き、やっと彼の曲を弾こうと思っていると。
さらに、沖さんが優勝した三大フラメンコギターコンテストも
スペイン人と国際部門を区別しているという事実もある。
そういうことってあるよな。
どこかの国の国技の偉い人たちは、ちょくちょく横綱の言動が
「横綱」らしからぬと言って騒いでいる。
そこまで言わなくてもって、いつも思うのは違うのかな?