遠藤周作の小説を巨匠スコセッシが映画化。
17世紀にキリスト教が禁ぜられていた時代のキリシタンへの弾圧の話である。
映像はとても悲しく美しかった。
アメリカ人が作る日本だが、とても洗練されていて違和感は感じられなかった。
それにしてもここまで残酷になっていた我々の祖先の心が計り知れなかった。
我々が花を摘むように、人が簡単に殺されていく。
未発達であったイコール野蛮という公式で片付けていいのだろうか?
発展し成熟した時代と思いたい今に、先人の負の遺産を深く考えてみる。
そして、神はこの不条理な状況に沈黙を続けたことも。