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この世界の片隅に

 

とても素敵な映画だった。

 

題名通りこの世界のどこかで繰り広げられてきたであろう日常を

とても丁寧に描いてた。

その時間はゆっくり流れていた。

 

戦いは悲惨である。人はすぐ横で死ぬ。街は焼け落ちていく。

しかし、その環境でも丁寧に毎日を過ごす一家。

空襲が続いても朝になれば仕事に出かけるし、朝昼晩とどうにか工面して

ご飯を作って食卓を囲む。そうやって毎日が続いていくのだ。

 

主人公のすずさん。どこにでもいそうな普通の女の子である。

そんなすず役ののんさんの声はこの映画のためにあったかのよう。

のんさんの素直さがすずさんの一生懸命な生き様そのものに写される。

 

決して悲しいだけの映画ではない。

ユーモアが溢れてる。みんなが暖かい気持ちを持ち続けていてくれる。

ファンタジーが隠されているし、希望もある。

 

年の瀬に思いが溢れ出てしまう素晴らしい作品に出会えた。