坐禅
長年ヨガで瞑想をしているので、興味があった坐禅のテクニック。
山の上の曹洞宗の寺で坐禅会を行っているのを知り、参加してみた。
朝6時半、荘厳な本堂。
きらびやかな袈裟の住職と黒袈裟の僧、二人の気と見えない力が充満している。
靴下は脱ぎ、お尻後部に丸いクッション、坐蒲を当てる。
半跏趺坐(半蓮座)を勧められるが、本来は結跏趺坐(蓮座)。
出来なければあぐらでよいと指示がある。
手はお茶碗を持つ形にし、右手が下で組む。法界定印というらしい。
おヘソを前に押し出し、頭頂は屋根を押すように。
首のストレッチ、肩のストレッチをして座禅に入ります。
鐘と太鼓の合図がある。
一面草原の景色の中に座る自分を外から見つめる。
自分は徐々に大きくなり、目の前には大海原。
それを眺める自分がいる。
鼻から吸って吐くをゆっくり50回繰りかえす。
途中で「警策をいただく」が全く痛くない。
鐘と太鼓の合図で終了。
再び首、肩のストレッチと腕、腿をさすって坐禅を終えます。
禅とは、無になること。自分であって自分でない状態。
自分ひとりで生きているわけではないことに通じるので、
感謝する心。住職の説法を簡潔にまとめた私の解釈。
いつでもどこでも、ちょっと坐ってみる。心がけよう。