おだいっさん

先週末に、ここ延岡の最大イベントのようである「おだいっさん」が行われた。

日本一大きい弘法大師の銅像があるのだが、命日に併せた法要祭のこと。

 

里山のてっぺんに銅像がそびえ立っているのだが、

そこまでに辿り着くのに、子宝のお堂、鐘楼、本堂、お稲荷さん、観音様etc.

と息を切らしながら次々一礼して登りきらなればならない。

 

なんと来てすぐに、ここが犬の散歩コースになってしまった。

犬がぐいぐいと引っ張って行ったのも事実だが、

私にとっても清々しく気持ちがよい場所なんである。

 

法要と言ってもお祭で、私は食を散策するのが最大の目的。

最近の屋台事情を観察するが、まだまだ綿あめ、金魚すくい、射的もあったが、

クロワッサンたい焼きがあり、流行がここにあった。

 

私は博多名物「はしまき」(お好み焼きを箸に巻つけたようなもの)

にトライしたが、粉っぽいクレープの塊のようでもう食べることはないと思う。

また、太宰府名物「梅が枝餅」がどうしても食べたくなり、2度目の登山までした。

 

今山大師祭はお接待の大祭とも呼ばれるそうだが、どうもピンと来なかった。

しかし、「お接待の町延岡」という旗を駅前に掲げているのは、今や町興しの一環のようだ。

 

お接待は弘法大使の教えのようだが、住職によるとお接待とは「人間の温かい心の交流である「おもてなし」に「祈り」が加わったのが、お接待」なのだという。

 

お・も・て・な・し に「祈り」。奥深い。