退屈な映画
映画を見に行ってこれほど退屈だなと思ったことがあっただろうか?
自分で選んで鑑賞にわざわざ足を運んでいるのに。
テーマはとても興味があったのだが、セリフも少なく(始めは理解しやすくてラッキーと思ったが)、
展開もあまりなく、心が踊らなかった。
そうゆう映画もあるさと自分に言い聞かせるが、賞を獲得している映画だと思うと、
自分の感性、知識のなさに恥ずかしさを覚える。
言語の習得
一歳半の子供と少し遊んだ。
発する言葉で理解できるのは「ママ」「パパ」「ジージ」「バーバ」ぐらいだが、
今日はその他の聞き取れない音を発していた。
どうやって言葉を身につけるのかがとても興味がある。
子供は自分の周りで発せられる言葉の洪水をしっかりと聞いている。
徐々に単語ならマッチングして、大人の真似をしていく。
そして、ついに正確な発音でことばを発する。
すごい能力だ。
聞いた音を情報処理して、同じように自分の口から発音してみる。
子供はこの点においては誰にも負けない力を発揮する。
子供にしか出来ない奇跡だ。
中島みゆき
彼女が魂込めて歌い上げる詩。
その世界が重すぎて、私はノックアウトされました。
ジャーナリストの菅野さんが崇拝されていたので、
ちょっと聞いてみようと。
こんなKOパンチだったとは。
普段の言葉が巧みに絡み合って、
何か新しいもの、いや、とても現実的な世界をさらけ出す。
なんで今まで気づかなかったんだろう?
究極のいい質問
先日、教え子が「なんで勉強するの?」と静かに言った。
私は流れるように自然に対処した。
茂木健一郎さんの言葉の受け売りだが、「将来のためだよっ」って言ってあげた。
彼にはその答えが分からないけど、分かったような気持ちだったと想像する。
「好きなことがないんだよー」って、その後言ってたけど、
私には彼のとてつもない才能の芽がいっぱい見える。
教室の中を好きなように動き回り、空想にふけり、創作活動に余念がない。
集中力がないように一見みえるが、その瞬発力はすごいもののように思える。
何しろ彼のいいところは、いろいろな事を疑問に思う事。
だいぶ前だが、英語の指導中になぜか「大きな古時計」の手話を教えてくれた。
遠いところの死
芸能人の死亡のニュースが、少なからず私の心にも影響を与えている。
遠いところの死であるにもかかわらず、テレビ、ネット、
時間があるので目にすることが多かった。
いろいろな思いや考えが入り混じるが、
ひとつの大きな悲しみは、隠れている彼女の親御さんとご姉妹のこと。
妹を亡くした私には、ご両親とご姉妹の思いを想像すると心が痛い。
癒しには長い時間を過ごさなければならないので。
「花戦さ」
花の力はこの上なく強いことを、
思い起こさせてくれる映画だった。
花は野山を彩り、季節を彩り、人の心を彩る。